フジテレビの加藤綾子アナウンサー(30)が2015年9月いっぱいで退社してフリーになる、というスポーツニッポンなどの報道をフジテレビは社長会見で否定した。
カトパンの愛称で知られる加藤アナの退社騒ぎは14年秋頃から続いており、いささか食傷気味の視聴者も少なくないようだ。
今年になり「フリーになる気はない」と発言していた
スポニチサイトは15年7月15日未明、「カトパン、9月いっぱいでフジ退社...『めざまし』降板 フリー転身」との見出しでニュースを配信した。報道を受け、ツイッターなどでは
「うそ...カトパンいなくなるのむり...朝からカトパンみてテンション上げてたのに...」
とショックを受けた反応も出た。
しかしその後、報道を否定するフジテレビ広報のコメントを日刊スポーツが報じたり、15日の定例会見で亀山千広社長が「(退社は)全くありません」と否定したりした。
こうした続報を受け、ネットでは「またから騒ぎか」といった声も増えた。
これまでの報道を見ても、加藤アナが退社しフリーに転身する理由がはっきりしていない。報道各メディアでは15年4月に加藤さんが30歳になり「賞味期限切れ間近」で、しかもフリーになることをかねてから熱望していた、という論調もあった。しかし、かつての看板アナ・高島彩さんの退社時は31歳、中野美奈子さんは32歳でいずれも結婚がらみだった。
絶対的トップの存在となった加藤さんをフジテレビは手放す気は無いとも報じられる一方、14年10月27日の「めざましテレビ」放送中に体調不良で途中退席した一件以降は、過労にならないよう出演番組を制限し退社への体制づくりを始めた、という報道もあった。
ところが、加藤さん本人は15年1月7日放送の同局系バラエティー番組「ホンマでっか!?TV」出演した際に「フリーになる気はない」と明言した。また15年6月22日放送の「ごきげんよう」では、フリーになる噂が出ているといった質問が出ると、
「何も決まっていないですよ!」
などと完全否定していた。
うんざりモードのコメントも
加藤さんといえば、入社時から自分を積極的に使ってくれたフジテレビに感謝している、などと発言していることは有名で、今や誰もが認めるトップアナウンサーとなった。そのフジテレビの視聴率が著しく低迷し、自分の後継となる新人アナウンサーが育っていない状況の中、今この時点で退社するわけはない、そう考える人もいる。ネットでは昨秋から延々と続く加藤アナの退社騒動にうんざりしていて、
「どうでもいい」
「これも視聴率あげるための戦略か?」
などといった書き込みも出ている。