夏の風物詩「東京湾大華火祭」が今年限りで休止 原因は五輪の選手村設営工事、惜しむ声が多数寄せられる

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東京都は区の「引き継ぎ」要望に難色を示す

   また区の担当者は、「大華火祭」の主催を引き継ぐよう東京都側に申し入れているが、都は難色を示している、という事実も明かした。区としては近隣区とも協力しながら規模と場所を変えて「大華火祭」を継続させたい。その際、打ち上げ場所や観覧場所の確保も含め、都に仕切ってほしいというわけだ。

   しかし、都は14年3月に区から寄せられた申し入れを「困難です」と断り、15年3月に寄せられた申し入れには未だ返答を寄越していないという。

   断った理由は何だったのか。都のオリンピック・パラリンピック準備局へ取材すると、

「今まで中央区が主体となってやってきたことや、都が花火大会を主催した前例がないことを理由に『難しい』とお答えしました」

と話す。ただ、あくまでも区主催の上で、「側面的な支援」ならできる、と語った。15年3月の申し入れについては、「(区に)返答するかどうかは未定」という。

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