「『柏木&手越写真』をマスコミに売ったメンバー」 推測で実名を載せた「BLACKザ・タブー」が突然の休刊

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   「とうとう発覚!?『柏木&手越写真』をマスコミに売ったメンバー」――2015年7月13日発売号でこんな特集を組んだ雑誌「BLACKザ・タブー」(ミリオン出版)の公式ツイッターアカウントが突如、今号限りでの休刊を発表した。

   ネット上では、何者かの「圧力」で休刊に追い込まれたのでは、といった根拠のない憶測が飛び交っている。

  • 結局休刊の理由は明かさずじまい(写真は同誌7月13日発売号)
    結局休刊の理由は明かさずじまい(写真は同誌7月13日発売号)
  • 結局休刊の理由は明かさずじまい(写真は同誌7月13日発売号)

編集部「岡本タブー郎」氏の過激ツイートが注目集める

   「誰も触れない日本の暗部を炙り出すサイレント・マガジン」を表紙で謳うBLACKザ・タブーは、2011年に創刊した。新聞やテレビなどが報じないネタを掲載し、ファンを獲得していった。

   また、創刊当初から立ち上げていたプロモーション用の公式ツイッターアカウントもある意味、話題を集めた。ツイート主は同誌編集部の「岡本タブー郎」なる人物で、企業公式アカウントとしては異例の過激発言を繰り返した。時には有名人に「馬鹿丸出し」などと毒づき、編集方針や記事の内容、ツイートの中身を批判するツイッターユーザーと頻繁にやり合った。

   そんな岡本氏が前触れもなく突如休刊を発表したのは、最終号が発売される前日の7月12日。「アンチの方々おめでとう。本誌を愛してくれた方々、力不足をお許し下さい。突然で本当にごめんなさい。無念です......」と普段とは違う穏やかなトーンで複雑な心境を明かした。7月2日に「会社の判断」で次号の部数を減らす、とツイートしていたものの、休刊を伝えるのは初めてだ。

   岡本氏のツイートに注目していた多くの人々は、ある一点が気になっているようだった。

ミリオン出版「担当者は不在にしています」

「はい速報。柏木ゆきりんと手越の写真。誰が持っていて、誰が売ったのか判明しました!犯人はAKBメンバーです。7月13日をお楽しみに!」

   「週刊文春」が掲載したAKB48・柏木由紀さんとNEWS・手越祐也さんの密着写真が世間を賑わせていた6月24日、岡本氏は「文春」に写真を流した人物を次号(7月13日発売号)で公開する、とツイートした。しかも、その人物が「AKBメンバー」だと明かしたため、ネット上は大騒ぎになる。「売名行為」「ガセに違いない」といった見方、「楽しみにしてます」「応援してます」という期待の声、とまっ二つに分かれた。

   少しでも情報を教えて欲しいと返信する人に、いつもの調子で「なんでタダであなたに教えなきゃいけないんですか?」とにべもない対応を見せていた。

   「圧力」があったとは明示していない岡本氏だが、7月5日には「表現の自由の保証、検閲の禁止、これ守られてない」、11日には「なんかものを言うと、黙らせようとする勢力が出てくる」と意味深なツイートをしている。流出元となったAKBメンバーを暴露する記事は出たものの、「圧力」で休刊に追い込まれた、という推測はネット上で根強い。

   果たして「圧力」はあったのか、そして肝心の休刊理由は一体何なのか。出版元のミリオン出版に取材すると、「担当者が不在にしている」という返答だけだった。

   ちなみに、AKBメンバーの実名は掲載されたものの、記事にはわずか1ページしか割かれていない。記事の最後に「あくまで推測の域を出ない話」とも書かれていて、信憑性にはかなり疑問がありそうだ。

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