元タレントの田代まさし氏(58)の盗撮容疑について、親交のあるフリーライター、北村ヂンさんが本人から「やっていない」との連絡をもらったと明かし、注目を集めている。
田代氏は、現場にかけつけた警察官に対し盗撮したことを認めたと伝えられていた。仮に今回の話が真実だとすると、「事件」の様相はかなり変わってくる。
「もう信じるしかないよね」
一連の報道をまとめると、田代氏は6日夕方、東急電鉄二子玉川駅のホームで女性のスカート内を携帯電話で盗撮した疑いがもたれている。目撃者から通報があり、警察官が駆けつけて田代氏に事情を聞いたところ、盗撮したことを認めたという。
なお、女性はそのまま立ち去ったそうで、被害届は出ていない。警視庁玉川署は田代氏から事情を聞くなどして捜査し、東京都迷惑防止条例違反の疑いで近く書類送検する方針を固めたという。
10日に大手マスコミがこれを報じると、北村さんはすぐに田代氏にコンタクトをとったようだ。そして
「とりあえず田代さんから、やっていないとの連絡はもらえたので、もう信じるしかないよね」
とツイート。田代氏が容疑を否認したことを明かした。
北村さんは以前から田代氏と親交があり、2009年にはネット配信番組で約半年間にわたり聞き手役を務めていた。2010年には、田代氏が麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで逮捕された後、元マネージャーとの肩書で生配信動画に出演。最近でもトークイベントの司会を務めたり、田代氏の著書「マーシーの薬物リハビリ日記」のマンガを担当したりと、交流を続けている。
11日には「一部で本人が認めてるみたいな報道がありますが、僕が聞いてる話とは食い違ってるんで、その辺はよく分かりません」ともツイートした。
ツイッターはストップしたまま
田代氏の現在どのように考えているのだろうか。
J-CASTニュースは13日、警視庁に取材を申し込んだが「発表事案ではない」として話を聞くことはできなかった。各メディアからも「書類送検の方針を固めた」というより先の報道は現時点では出ていない。
田代氏がスタッフとして働いている薬物依存者の更生施設「日本ダルク」本部にも13日に聞いてみたが、「この件についての取材は一切お断りしている」と話すのみ。田代氏のツイッターも5日の更新を最後にストップしたままだ。
捜査は事情聴取段階、本人の言い分も不明確...とスッキリしない現状だが、インターネット上には報道以降「またやったのか」「失望しました」といった声が相次いでいる。
田代氏は2000年9月にも都内の駅構内で女性の下着を盗撮したとして、都迷惑防止条例違反容疑で後に書類送検された過去がある。今回の盗撮が事実であれば、同じ過ちを繰り返してしまったことになる。
覚醒剤がらみでも有罪判決を受け、計約7年間の服役を経験した。14年7月の出所後には「日本ダルク」のスタッフとして働き、「生き方は変えられる」と講演も行っていた。
今回は薬物の騒動ではないものの、ファンはショックを受けており、ブログには批判や落胆の声を含むコメントが1000件以上寄せられている。