中国の程国平外務次官は2015年7月10日にロシア中部で開いた会見で、北京で9月3日に予定されている「抗日戦争勝利70年」の記念行事に安倍晋三首相を招待したことを明らかにした。習近平国家主席の名前で招待したといい、中国側が招待の事実を明らかにしたのは初めて。9月3日には軍事パレードはレセプションなどが予定されている。
安倍首相が招待に応じるかは未知数で、国内世論の反発を避けるために日程をずらして訪中するという見方も出ている。
ロシアは15年5月に行われた対独戦勝70周年記念式典にドイツのメルケル首相を招待したが、メルケル氏は式典を欠席。式典の翌日にロシアを訪問してプーチン大統領と首脳会談を行っている。日本政府としては、こういった先例を念頭に置いているとみられる。