新聞に毎日触れる人は60代以下は10ポイント減少
実際、「新聞離れ」は急激に進んでいる。新聞に毎日触れる人の割合は、16~19歳では10年調査の30%から10%に大幅に減少。20代で34%→17%、30代で52%→35%、40代で74%→49%、50代で82%→72%、60代で87%→77%と60代以下の全世代で10ポイント以上低下するというありさまだ。なお、70歳以上だけが78%→81%と増加していた。
一方、インターネットに毎日触れる人の割合は、16~19歳では前回46%が65%に大幅に増加。20代で48%→68%、30代で40%→61%、40代で36%→56%、50代で24%→37%、60代で10%→20%と60代以下の全世代で10ポイント以上の伸びを見せた。70歳以上は5%で横ばいだった。
ただ、新聞社のウェブサイトで記事を読んでいる場合でも、この調査では「インターネット」にカウントされることになる。紙媒体としての「新聞離れ」が進んでいるのは確実だが、新聞記事のあり方については改めて分析が必要になりそうだ。