スポンサーからの利益供与が発覚した日本テレビの上重聡アナウンサー(35)が、それから3か月経っても、未だに「スッキリ!!」の司会を務めている。しかし、スポンサーが刑事事件で立件されるなどして、さすがの上重アナもピンチになるかもしれないというのだ。
「ちょっと声が...」と同じ司会の加藤浩次さん(46)が弁解すると、隣にいた上重聡アナが「そうですね」と頭を下げる。2015年7月6日の「スッキリ!!」の冒頭シーンだ。
「違法残業で得た利益が上重アナに」と揶揄する声
最近は、スキャンダル発覚当時に比べて元気があるともされながらも、相変わらず加藤さんに相づちを打つだけが多い。利益供与問題で何度もイジられたことから、機嫌を損ねないよう気を遣っているように見えなくもない。
とはいえ、上重アナがその後も続投しているために、周辺でことあるごとにどうしても話題に挙げられてしまう。
写真誌「FLASH」は6月23日発売号で、上重アナがまだマンションに住んでいると報じ、取材を逃れようとする様子の写真を載せた。これは情報サイトなどでも話題になり、ネット上では、「どういう感覚してんだよw」などと疑問の声が上がった。
さらに、都合の悪いことに、スポンサーのABCマートが従業員に長時間残業をさせ、指導を受けても従わなかったとして、7月2日に労働基準法違反の疑いで書類送検された。上重アナは、創業者の三木正浩元会長(59)から高級マンションの購入資金として1億7000万円の無利子融資を受け、脱税ではないかとの噂もまだくすぶっている。
それだけに、ツイッターなどでは、「社員が長時間労働強いられて得た利益が上重くんのお小遣いになってたんだな?」といった揶揄や批判が相次ぐまでになっている。
ほとぼりが冷めるのを待って番組を降板させる?
東京スポーツも4日付紙面で、この話題を取り上げ、「ABCマート送検で上重アナ再び危機」として「スッキリ!!」降板説が再燃していると指摘した。日テレの局内からも、スポンサーとの関係が疑われるなら、「辞めた方がいい」とブーイングの声が漏れているほどだというのだ。
同じ日本テレビの局アナがスキャンダルを報じられても、上重聡アナは、どうしても比較されてしまう。
水卜麻美アナ(28)がアイドルグループ「関ジャニ∞」の横山裕さん(34)と密会していると週刊誌で報じられると、夕刊フジは6日、上重アナのことを持ち出して記事にした。それは、水卜アナの「ヒルナンデス!」降板説が浮上してきたことに、局内からは「あのアナウンサーはまだ番組に出続けているのに」と不満の声が上がっているというものだ。
日本テレビは、利益供与が発覚したとき、高級外車を無償貸与されて通勤していたことについて、車で通うのは規則違反だとして上重アナに厳重注意しただけだった。しかし、何度も利益供与が話題になり、局内からも不満が出ているため、夕刊紙などでは、ほとぼりが冷めるのを待って番組改編期に降板させるのではないかとの見方が出ているとしている。