特典なしのCDは、やはり売れない
音楽家は音楽だけで売れるのか――ゴールデンボンバーの活動は、現在の音楽業界にそう強く問いかける。鬼龍院さんは2014年、「特典なしCD」の発売を試みた。
8月にリリースしたシングル「ローラの傷だらけ」は映像特典や握手券、メンバーの写真も一切ない、歌詞カードだけのパッケージで発売されている。特典付きCDが音楽チャートの上位に並ぶ状況を皮肉ったもので、ネット上で話題となった。
前回シングル「101回目の呪い」がさまざまな特典を付けて販売したのと対照的だ。残念ながら、この作品は以前のものに比べ大きく売り上げを落としている。
鬼龍院さんは番組でもこの件に触れ、「特典をつけないとこんなに売れないんだよ、というのを見せたかった」と語っている。