KDDI、退社後11時間未満の出社はダメ 7月からガイドライン導入

   KDDIは全社員1万4000人を対象に、退社してから出社するまでの間隔を11時間以上あけることを求めるガイドラインを2015年7月から導入した。4日付の日経新聞が報じた。

   報道によると、11時間未満の日が月に11日以上となった社員には勤務状況の改善を指導し、残業が目立つ部署には是正を勧告する。

   また、管理職ではない社員約1万人に対しては、休息を8時間以上とすることを義務付ける「勤務間インターバル」を就業規則に追加したという。違反の有無はパソコンの起動時間や出勤簿データなどで確認するそうだ。なお、処罰規定はない。

   勤務間インターバル制度は、KDDI労働組合が2015年春闘における労働条件の改善として掲げたもので、4月には公式Facebookで「安全衛生に関する規定として11時間の勤務間インターバルを導入をすることで妥結した」と報告していた。

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