都議会では、「ヤジ将軍」の異名
14年7月には、日本維新の会に所属していた上西小百合衆院議員(32)に「まず自分が子供を産まないとダメだ」と3か月前の衆院総務委員会でヤジを飛ばしていたことが問題になった。
大西英男議員は、セクハラヤジについて、当初は「記憶にない」と否定していたが、その後、「精査した結果、私の発言を確認した」として、上西氏に電話で謝罪していた。このときも、自民党執行部から厳重注意処分を受けており、菅義偉官房長官は、「女性が輝く社会づくりを推進する安倍内閣にとって、甚だ遺憾だと思う」とコメントしていた。
大西氏は、12年に衆院選で初当選する前は、東京都江戸川区議を4期、都議を4期務めたベテラン議員だ。江戸川区議会議長、都議会自民党幹事長も経験している。しかし、報道などによると、都議会では、「ヤジ将軍」の異名を取り、「あの人のヤジは品がない」との同僚議員の証言も出ていた。
ツイッターなどでは、大西議員への批判は多く、「表だってやるのは安倍首相の足を引っ張るようなもの」「党勢よりも自分のメンツが大事か」「即刻,議員を辞職してください」といった声が上がっている。
一方で、大西氏の事務所などには、「これに負けず、言うべきことは言ってほしい」という激励の声が届いているといい、ネット上でも、「マスコミが信用ならないのは同意」「よほどの覚悟があるんだろう」と擁護する向きも出ている。