新幹線放火事件、「迷惑」と言って何が悪いのか ネット上に巻き起こる芸能人「不謹慎」批判

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尾木ママ「なんて自己チュー!」

   また、飯野さんの場合ほど拡散されなかったものの、「迷惑」と発言した有名人は他にもいる。「尾木ママ」こと教育評論家・尾木直樹さんは30日のブログで事件に触れ、「大変な迷惑!なんて自己チュー!」と厳しく指摘した。お笑いタレントの星田英利さんも同日、「自殺というより 放火テロやよな」「自殺するにもルールがある」などとツイッターで持論を語っている。ただ、ネット上を見る限り、これらの発言はある程度共感をもって受け止められているようだ。

   事件や事故が起こった際、交通機関などで影響を受けた人々がブログやSNSに「迷惑」と書き込み、賛否両論の議論を呼ぶ。こうした流れは、過去にもあった。

   2012年1月18日、小田急線の人身事故が通勤・通学ラッシュ時を襲ったこの日、松沢成文・神奈川県知事(当時)は「自殺者の心情は察するが、電車への飛び込み自殺は多くの利用者に多大な迷惑をかけるのでやめてほしい」とツイートした。

   これに「彼の見識を疑う」と批判が寄せられた一方、「そんなに批判される内容とも思えない」と擁護する意見も見られた。

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