ギリシャ首相「どうやって支払えというのか」 デフォルト秒読み?

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   ギリシャのチプラス首相は2015年6月29日、国際通貨基金(IMF)に対する15億ユーロ(約2100億円)の債務について、地元テレビのインタビュー番組で、「銀行が窒息状態にあるのに、どうやって支払えと言うのか」と述べ、30日の期限までには返済できないとの認識を示した。現地メディアなどが報じた。

   IMFが定める返済期限は米東部時間の6月30日午後6時(日本時間1日午前7時)で、ギリシャが債務不履行(デフォルト)状態に陥る可能性は現実味を増してきた。

   また、欧州連合(EU)の構造改革案(緊縮財政策)の是非を問う国民投票を7月5日に予定している。チプラス首相は、この国民投票を「交渉を続けるための手段」と明言。「(EU加盟国が)われわれをユーロ圏から追い出すことはないだろう。代償が甚大だからだ」と語り、国民投票で反対が多数を占めた場合でも、ユーロ圏の残留を目指して支援交渉を続ける意向を明らかにした。

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