西武ホールディングス(HD)の2015年5月のホテルの客室稼働率は、前年同月と比べて6.2ポイント増えて73.3%になった。6月30日に発表した。外国人の利用は前年同月比56.1%増の9万8517人と、5月としては過去最高となった。客室の平均単価は1610円増の1万4348円だった。
西武HDは、「5月はリゾートホテルが好調でした」と話す。関西・広島エリアで前年同月比90%増、北海道・東北で124%増と大きく伸びた。
首都圏では、4月に施設を改装して「ホテル大箱根」から名称を変更した「箱根仙石原プリンスホテル」が人気。露天風呂などを新たに設けたりWi‐Fiの利用を可能にしたり、「外国人観光客の好みを取り入れた」ことが功を奏した。「最近は海外からのお客さまもリピーターが増えていて、日本の四季を感じられるスポットが人気のようです」と話している。