福岡市を拠点に活動するHKT48が東京モノレールのCMを「続投」することになり、2015年6月29日、指原莉乃さん(22)らHKT48メンバー6人が都内で開かれた新CM発表会に出席した。
指原さんは、HKT48のドキュメンタリー映画の監督を務めることが発表されたばかり。「最終的にはメンバーを丸裸にするような内容に...」と意気込んでおり、メンバーは「メンバーを誰よりも知っているので、めちゃくちゃ怖い」と戦々恐々だ。
苦労しているメンバー、いまだに芽が出ないメンバーもいる
指原さんが監督することになったのは、15年中に公開予定のドキュメンタリー映画「DOCUMENTARY OF HKT48」。監督就任は6月28日に横浜市内で開かれたコンサートで発表されたが、指原さんには1週間ほど前に伝えられていた。指原さんはすでに過去に撮影されたメンバーの映像を確認する作業に入っているという。指原さんは、HKTに対して「ハッピー感」が強調されることが多いと指摘。
「この『ハッピー感』の裏にも、苦労しているメンバー、いまだに芽が出ないメンバー、舞台に出たいのにオーディションで落ちてしまったメンバー、色々いる」
として、「色んなメンバーの苦悩、今、どうしてこうやってハッピーに活動できているのか」を描きたいと語った。
「『ここカットしてください』とか言われそうだから、公開まで見せません!」
その上で、メンバーを
「最終的にはメンバーを丸裸にするような内容に...。だから、先に見せると『ここカットしてください』とか言われそうだから、公開まで見せません!言うでしょ、あなたたち」
などとけん制。松岡菜摘さんは(18)
「メンバーを誰よりも知っているので、めちゃくちゃ怖い」
と応じたが、田島芽瑠(たしま・める)さん(15)は「楽しみ」と意に介さない様子。指原さんは「無邪気なのは芽瑠ちゃんぐらい」とあきれていた。
指原さんは監督の報酬についても言及。残念ながら所属事務所の売り上げが増えるだけのようだ。
「先に聞いたんですけど、『これは関係ないです』と最初に言われて、多分事務所の方でもろもろあるのでは。私には関係ないみたいです」
HKTは15年の新CMでは「やるじゃん!モノレール」と銘打ってモノレールの便利さをアピールする。CMは、浜松町と羽田空港国際線ビルまで最短13分で結ぶことをアピールする「13分」篇と、昼間は平均4分間隔で運行していることをアピールする「4分間隔」篇の2本。7月15日から9月25日にかけて関東、北海道、福岡で放送される。
「取ったどー!」の神志那結衣は「かぶりつき」告白
発表会では、
「(浜松町駅の)乗り換えがすぐなので、重い荷物を持っている時に楽」(兒玉遥さん=18)
「普段は携帯をさわりがちだが、モノレールに乗っている時は景色がいいので、ついつい景色を見ちゃう」(指原さん)
といった話題が展開される中、神志那結衣(こうじな・ゆい)さん(17)の口からは、ややマニアックな「かぶりつき」という単語が飛び出した。
「乗るときは一番前の窓際の、運転手さんが運転するところの『かぶりつき』。そこでいつも眺めています」
この言葉に反応した記者が「鉄道好きなんですか?」と聞くと、神志那さんは「結構、電車は好きで...」と乗り気な様子。ただ、他のメンバーから
「ウソでしょ?適当にキャラつくんないで!浅いこと言わないで!芸能人のにわか知識、叩かれるからね!」(指原さん)
「電車って結構奥が深いから...!」(兒玉さん)
などと猛烈な勢いで突っ込まれると、神志那さんは
「ガタンゴトン、ガタンゴトンっていう音が...」
と反応するのがやっと。「マニア度」がどの程度かは明らかではない。
神志那さんは、6月6日に福岡市で行われた選抜総選挙開票イベントで46位にランクイン。放心状態でスピーチした末に司会者からマイクを取り上げて「取ったどー!」と絶叫し、知名度を上げたことで知られている。