JAL最新鋭機遊覧フライトで小学生大感動 胴体長い「787-9」に乗って「富士山見えた」

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   日本航空(JAL)が最新鋭中型旅客機、ボーイング787型機の胴体が長くなったタイプ「787-9」を導入するのを前に、2015年6月28日、周辺自治体の小学生を招いて遊覧フライトを行った。

  • 遊覧フライトには周辺自治体の小学生53人が招待された
    遊覧フライトには周辺自治体の小学生53人が招待された
  • 富士山が近づくと小学生は「見えた!」などとデジカメやタブレット端末を手に大はしゃぎ
    富士山が近づくと小学生は「見えた!」などとデジカメやタブレット端末を手に大はしゃぎ
  • 遊覧フライトには周辺自治体の小学生53人が招待された
  • 富士山が近づくと小学生は「見えた!」などとデジカメやタブレット端末を手に大はしゃぎ

これまでの「787」より2割多く乗れる

   787型機は2011年に導入が始まり、正確には「787-8」型機と呼ばれている。今回JALが導入する787-9は、は、全長が787-8よりも6.1メートル長い62.8メートルになったタイプだ。座席も2割ほど多い195席を備えている。JALの787-9初号機は15年6月11日に米国から成田空港に到着したばかりで、7月1日から成田-ジャカルタ線に就航する。787-8と合わせると、これでJALが保有する787としては22機目だ。787は機体に金属ではなく炭素繊維が多く使用されているのが特徴で、ボーイング767型機などの従来機に比べて室内の気圧や湿度を高く設定でき、乗客にとって快適だと定評がある。

   遊覧フライトは、就航よりも一足早く最新鋭機を体験してもらおうと、成田空港周辺の千葉県の8自治体(成田市、香取市、栄町、多古町、富里市、山武市、神埼町、芝山町)の小学生53人や、ツアー会社の関係者を招いて行われた。

   便名は、機種名にちなんで「JL7879」。11時30分頃成田空港を出発し、西に向けて飛行。松本市上空を旋回して富士山上空を通過した後、富山、能登半島、新潟と北上。仙台、水戸を経て2時間半かけて成田空港に戻った。通常、国際線は高度1万2000メートル程度で飛行するが、遊覧フライトでは景色が見えるように半分の高度6000メートル程度で飛行した。

   飛行機が離陸すると小学生からは「うわーっ!きれい!」と歓声があがり、富士山が近づくと「見えた!」などとデジカメやタブレット端末を手に大はしゃぎ。米ボーイング社の担当者は「航空教室」を行い、クイズの正解者や絵画コンテストの入賞者にはモデルプレーンが贈られた。

   787-9は14年7月、ニュージーランド航空に初めて納品され、日本の航空会社では全日空(ANA)が14年8月に国内線で運航を開始。15年5月には国際線の羽田-ミュンヘン線にも就航している。

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