日本初の「女性首相」最有力は稲田政調会長 本人も「政治家なら、誰でも首相を目指す」

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まだ「本気」が見えない

   なかなかの好印象のようだが、有馬氏に聞くと、「地場産業のPRが悪いとはいいませんが、派手なメガネや網タイツが政治家のファッションとしてふさわしいかというと首を傾げる人がいないとは言えません。とやかく言われないためにも、ほどほどがいいと思います」と、柔軟性やバランス感覚にやや欠ける点を指摘する。「保守思想の強いこともそうですが、一本気なところはマイナスになりかねないですね」。

   最近は「ポスト安倍」ともてはやす向きもあるが、「まだ周囲が騒いでいるだけで、本人はそんなに(首相になりたいとは)思っていないのではないでしょうか」という。

「ここ数年はいわゆる調整型よりも、はっきり主張できる、リーダーシップを発揮して国民を引っ張っていける首相が求められています。稲田氏にそれがあるかといえば、まだこれから。本人しだいですが、リーダーシップを発揮するには、自分自身がはっきり立つことを表明して、行動して、発信していくことが大事になります。周囲の理解や協力も必要ですが、まずは自分自身が決めなければ。まだ『本気』が見えません」
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