東京株式市場は2015年6月24日、日経平均株価が一時、前日比132円65銭高の2万942円07銭まで上昇して、年初来高値を更新した。4営業日連続の値上がりで、取引時間中としては2000年4月12日に付けたITバブル期の高値2万833円21銭を超え、1996年12月6日(2万1001円90銭)以来、18年半ぶりの高値となった。終値では、96年12月5日の2万943円90銭に迫り、2万1000円台も目前だ。
ギリシャ情勢の先行き不安が和らぎ、海外市場で株高となった流れを受けて、主力株を中心に買い優勢となっている。また為替も1ドル123円台後半と円安水準で、企業の業績改善への期待感も高まり、自動車や電機など輸出企業に加えて、ハイテク関連や大手銀行なども買われている。