2015年5月のコンビニエンスストアやスーパーの売上高は、2か月連続で前年実績を上回った。日本フランチャイズチェーン協会が6月22日に発表した5月のコンビニエンスストアの売上高(既存店ベース、速報値)は、前年同月と比べて1.6%増の7884億円だった。14年4月の消費増税による買い控えの影響が一巡したとみられる。
来店客1人あたりの平均購入金額は590.4円。前年同月比1.5%増と2か月連続のプラスだった。来店客数は0.1%増で4か月連続のプラス。店頭で提供する淹れたてコーヒーや総菜が好調。平均気温が全国的に高く、アイスクリームなどの夏物商品が伸びたこともある。
一方、日本チェーンストア協会が同日発表した5月の全国スーパー売上高は、全店ベースで1兆1246億円だった。既存店ベースでは前年同月比5.7%増となり、2か月連続で前年を上回った。
相場高が追い風となり、農産物は11.5%増。総菜は9.9%増、子供服や紳士肌着などその他の衣料・洋品が12.8%増、家電製品11.7%増、家具・インテリアが7.2%増と、ほぼすべての部門で前年実績を上回った。家電製品や家具・インテリアは、消費増税後の買い控えの反動とみられる。