「爆売れ」の元少年A手記、書店は対応に苦悩 「通常通り」「販売せず」「注文販売だけ」...

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現役書店員は「葛藤」を抱えつつ

   一方、販売するかどうかを各店舗の判断に委ねているケースもある。ある大手書店チェーンの担当者は「本部から自主規制するよう指示は出していない。配本が突然だったこともあり、各店の店長によく考えて判断するよう伝えた」と話す。

「原則としては、選択の幅を設けたい。よっぽどのことがない限りは『置かない』という判断にすべきではないと考えている」(同担当者)

   こちらは購入すべきかどうかは消費者の判断に任せるというスタンスだ。ただ販売を自粛している書店が注目を集めていることもあり、同社に対しては少なくない数の苦情や批判が届いているそうで、対応に苦慮しているようだ。

   別の大手書店チェーンでは、他の書籍と同じように通常どおり販売を行っていると回答。また、注文販売だけに切り替えた書店や、追加注文をかけないと決めた書店もあるようだ。

   ただ、販売を続けている書店の従業員たちが皆「売れること」に肯定的とは限らない。ツイッター上では葛藤を抱えた書店員らによるツイートが散見される。

「売れてるけど、店長と一緒に正直この本は売りたくないなぁと...」
「うちは販売してるけど、あんまり売りたくないなぁというのが本音です」
「書店員として売らなければいけないけれど、売りたくない」
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