大河「花燃ゆ」の不可解な「変更」 「米船」砲撃が「仏船」になったワケ

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安倍首相への配慮は「ありません」と否定

   週刊ポストの記事では、安倍首相が支部長を務める自民党支部に毎年献金している地元の支援者の息子もドラマに出演していることについても、NHKの配慮があったのではないかと推測している。

   しかし、こうしたことの確たる根拠については書かれていないので、真相はポストの記事だけでは分からない。

   記事がネット上でも配信されると、「なぜこんな歴史改変をしたのか」「歴史を学ぼうって人に変に間違った知識が根付く」「大河ドラマって歴史の勉強のためにと見てる子どももいる」と懸念する書き込みが続出した。

   史実と違うのでは、との指摘が出ていることについて、NHKの広報局では、取材に対し、次のようにコメントした。

「21回で放送されたシーンは、5月23日に長州が陸上の砲台からフランス船を砲撃したシーンです(長州は5月10日にアメリカ船を船上から砲撃しました)。ドラマでは後に砲台が占拠されるシーンが予定されていたので、船上からではなく、砲台からの砲撃とした方が効率的に収録できると考え、5月23日の砲撃のシーンにしました」

   安倍首相にNHKが配慮したかについては、「ありません」と明確に否定した。また、安倍首相の支援者の息子を抜擢したことについては、安倍首相の意向を汲んだことを否定し、「山口ご出身で自然な地元の言葉を話せるので出演を依頼しました」と答えている。

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