中国外務省は一定の評価、ネット住民は「うそつき」呼ばわり
このインタビューをめぐっては、中国でも官民で評価に差があるようだ。中国外務省の陸慷報道官は6月16日の会見で、
「最近の日本の指導者の発言に留意している。日本側が具体的に行動し、歴史問題に対する正しい姿勢を示すことで、中国を含むアジアの近隣諸国から信頼を得ることを望んでいる」
と一定の評価を示した。半面、世論は安倍首相の発言には懐疑的なようだ。フェニックスページのウェブサイトには安倍首相の発言全文が載っており、ワンクリック投票もついている。
「安倍首相は『戦争の惨禍は繰り返してはならない』と発言。どう思いますか?」
という質問に対して、
「そう思う。戦後復興と平和的発展を経て、日本に戦争する意志はない」
という選択肢を選んだ人はわずか5.93%。これに対して83.67%が
「信じられない。歴史への態度があいまいで、近隣諸国との紛争が続き、日中も戦うことになるだろう」
を選んだ。コメント欄にも
「うそつき」
「信用できない」
といった声が並んでいる。