米老舗銃器メーカーのコルト・ディフェンスは2015年6月15日、米連邦破産法11条の適用をデラウェア州の連邦破産裁判所に申請したと発表した。
各種報道によると、同社の負債総額は3億5500万ドル(約430億円)にのぼり、現在は事業を継続するため身売りを模索しているという。
コルトは、南北戦争以前の1830年代に創業された。現在の回転式拳銃の原型となるモデルを製造し、米軍が正式採用した拳銃「M1911」を生産するなど長い歴史を持つ。しかし、銃器市場の低迷や、2013年に米軍から大口契約を打ち切られたことなどが原因で経営難に陥っていた。