労働者派遣法改正案の採決に反対する民主党と共産党が2015年6月12日、衆院厚生委員会の締めくくり質疑の開催に反対して審議を欠席したことを受け、菅義偉官房長官は2015年6月12日午後の会見で、審議に出席した維新の党を引き合いに出しながら「国民の皆さんがどうご覧になるか」などと民主、共産の対応を批判した。
菅氏は、
「維新の党などはしっかり出席し、きちんと審議に参加していた。また、質疑の中で野党議員の中から『日程闘争のための審議拒否はいかがなものか』『意見があるなら国会に参加すべきだ』といったご指摘があったところだ」
などと審議に応じた野党の発言を引き合いに出しながら、野党間の足並みの乱れを指摘。民主、共産の対応を切り捨てた。
「審議に参加しない一部の野党の動きを、国民の皆さんがどうご覧になるか。まあ、こういうことだろう」