高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ
韓国MERSは沈静化できるか ここ1、2週間が山場だ

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「わずかながら沈静化の明かり」か

図は筆者作成
図は筆者作成

   6月8日までのデータによって、ネズミ算的に拡大という前提で筆者が予測した感染者数は、9日92人、10日112人、11日136人だ。9日の筆者ツイッターでも指摘した。

   実際の感染者数は、9日95人、10日108人、11日は122人と韓国当局が明らかにしている。この数字が正しければ、わずかながら沈静化の明かりが見えだしているかもしれない。

   ただし、11日の程度の下振れは大いにあり得ることなので、楽観は禁物である。いずれにしても、ここ1、2週間がMERSを押し込めるかどうかの山場であろう。


++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣参事官、現「政策工房」会長
1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。著書に「さらば財務省!」、「恐慌は日本の大チャンス」(いずれも講談社)、「図解ピケティ入門」(あさ出版)など。


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