「自分の道を進むのがいい」 松井玲奈、8月いっぱいでSKE48もアイドルも「卒業」

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   SKE48の松井玲奈さん(23)が、2015年8月いっぱいでグループを離れ「卒業」することになった。15年6月11日未明放送の「AKB48のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に出演し、発表した。「卒業」を意識し始めたのは2年ほど前で、ここ1年ほどで具体的な調整が進んでいたという。今後は、本格的に女優業に取り組む考えだ。8月末には名古屋で卒業関連イベントが企画されている。

   松井さんは08年にSKE48の1期生として活動を始め、松井珠理奈さん(18)とともに「W松井」としてグループの代表的存在として活躍。AKB48グループの選抜総選挙にも上位ランクインを続けていたが、15年は不出馬を表明し波紋を広げていた。

  • SKE48からの「卒業」を表明した松井玲奈さん(2014年7月撮影)
    SKE48からの「卒業」を表明した松井玲奈さん(2014年7月撮影)
  • 「JTB時刻表」2015年6月号の表紙を飾ったことも話題になった
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  • SKE48からの「卒業」を表明した松井玲奈さん(2014年7月撮影)
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「はっきりと『卒業しないですよ』とは言わないできた」

 

   松井さんによると、「卒業」を明確に意識した時期については「自分でははっきり覚えていない」ものの、2年ほど前(2013年)には「何となく、もうそろそろなのかな」といった考えをぼんやりと抱くようになった。ここ1年ほどで具体的な話が進み、その間にファンや記者から聞かれても「はっきりと『卒業しないですよ』とは言わないできた」という。

   松井さんは、自らの選抜総選挙不出馬や、総選挙にSKEメンバーが大量にランクインしたことが発表と関係しているとの見方を否定。「卒業」について大きく2つの背景を挙げた。ひとつは、自らの女優としてのキャリアとの関係だ。松井さんは「役者さんになりたくてこのグループに入った」という経緯があり、「沢山ステージに立って自分の夢に近づきたい」という思いでSKE48としての活動を続けていた。だが、

「SKEをしながらお芝居をするのも不可能なことではない。SKEにいて感じられること、楽しかったり(することがある)...。例えば総選挙にランクインして嬉しかったり、悔しかったり、色んな気持ちが48(グループ)にいると感じることができる。でも、それ以外の気持ちを私はあまり知らない」

とも話し、同世代の女性が普通に抱く感情に触れる機会が少ないことを指摘。こういった感情について、

「アイドルの松井玲奈ではなくて、一人の松井玲奈としてもっともっと知っていきたいという気持ちが芽生えた時に、グループから離れて自分の道を進むのがいいのではないかと感じ始めた」

と述べた。

「自分の中でSKEでやり残していることがなくなった、と感じた」
「私の中では『やりきったな』というところがあって、だから次のステップに進まなきゃいけないのかな、という気持ちが芽生えた」

とも述べた。

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