元モーニング娘。でタレントの加護亜依さん(27)に暴行したとして、警視庁麻布署は2015年6月9日、夫で会社役員の加護陽彦容疑者(47)を傷害容疑で逮捕した。
これまで数々のトラブルを起こし、また、巻き込まれてきた加護さん。そして今回、夫のDV逮捕劇が新たに加わった。あまりにも薄幸で波乱万丈な人生に、インターネット上でも同情の声が相次いでいる。
未成年喫煙が転落の始まり?
「モーニング娘。」では人気メンバーの1人として活躍した加護さんだが、グループ卒業後、06年、07年と2度の未成年喫煙問題を起こして所属していた芸能事務所をクビになった。
モー娘。時代の収入は「継父の借金で食いつぶされた」とも言われており、2度目の喫煙問題が起きた頃には、母親と継父が金銭トラブルで離婚したという。解雇後の加護さんは精神的にも追い詰められ、文房具用ハサミで何度かリストカットしたと後に明かしている。
08年に別事務所から復帰するも、翌09年には俳優・水元秀二郎さん(39)との不倫が報じられ、元妻から慰謝料を求められる裁判沙汰となった。また、過去の交際相手から受けた暴力で鼻を骨折したという写真が週刊誌に掲載されたのもこの年だった。
後の夫である陽彦氏とは、10年夏ごろから交際が始まったとされている。この後2人は同棲し始めたが、11年9月には陽彦氏が恐喝未遂の疑いで逮捕された。直後、加護さんは自宅マンションで自殺を図り、病院に救急搬送された。11年中は事務所独立を巡るゴタゴタも起き、仕事はほぼゼロだったという。自殺未遂から3か月後、2人は結婚し、翌12年には長女が誕生した。
そして13年8月、加護さんは別事務に移り、休止状態だった芸能活動を再開した。10月には自身も参加する新ガールズユニット結成を発表。再び「アイドル」として歩き始めた。ところが翌14年10月、夫である陽彦氏に2度目の逮捕状が出た。後に不起訴処分となるも夫婦の歯車はかみ合わなくなり、加護さんは15年4月に離婚協議中であることをブログで明かした。
そうした最中で報じられたのが、今回の陽彦氏のDV問題だ。