トゥクトゥクとは「別物だと思っている」
今後は日本だけでなくラオスやカンボジアなど、東南アジア諸国の市場も視野に入れるという同社。しかし、これらの国々ではすでにTUKTUK(トゥクトゥク)と呼ばれる三輪車がメジャーな乗り物として使われている。価格もエレクトライクに近い。
「トゥクトゥクと戦う用意があるのか」という記者の質問に対し、担当者は「全く別物だと思っています」と答えた。
確かにトゥクトゥクとエレクトライクの間には違いが多い。前者は人間が乗り込む用途を想定して作られたもので、エンジンの動力で走る。反対に後者は荷物搬送用に作られ、バッテリーで動く。棲み分けが可能、と見ているようだ。
取材の途中、担当者は「物流のラストワンマイルのノンカーボン化」という同社の野望を明かした。EVに関しては、インフラ面や法律面でまだまだ整備が進んでいない。そんな状況を改善するため、社会貢献も含めたビジネスを「ベンチャー企業らしくゲリラ的にやっていければ」と熱っぽく語っていた。