大阪維新の会所属の大阪市議らが2年前の飲み会で女性市議の胸を触るなどした写真が週刊誌に掲載され、物議を醸している。
「胸を触ったのは事実です。でも揉んだわけではない」。週刊新潮の2015年6月4日発売号によると、井戸正利市議(52)は、こう弁明して、医師でもある立場から「触診です」と断言したという。
医者の市議「うるさく言われたので触診した」
しかし、記事の写真を見ると、井戸氏は、本田リエ市議(42)の後ろから左手で胸を押さえ、大笑いしながらじゃれ合っている様子に見える。もしこれが触診だとしたら、トンデモナイ医者ということになるだろう。
記事によると、13年11月22日に大阪市議会のある委員会で打ち上げがあり、大阪維新の会メンバー6人が北新地の焼肉店個室に集まった。酔って乱痴気騒ぎになったのは、2時間ぐらいして、本田氏が田辺信広市議(49)の膝の上に座ってじゃれ合い始めてからだという。この写真も記事に載っている。
さらに、騒ぎはエスカレートし、別の写真を見ると、田辺氏は本田氏の右足を取って足の甲の臭いを嗅いでいる。そして、2人は抱き合って、田辺氏が首筋に舌を這わせるような写真もあった。記事では、飲み会のことを知る維新の会関係者が証言したとなっており、カラオケ店での2次会で本田氏が吐いたためお開きになったとまで暴露している。
当事者の弁明では、本田氏は、新潮の取材を拒否し、田辺氏は、公序良俗に反することはしていないと話した。写真の中で、井戸氏だけが既婚者で、周りからうるさく言われたので触診したとし、本田氏は嫌がっていなかったと説明した。
この週刊誌報道を受けて、大阪のマスコミでも大騒ぎになった。
本田氏は、記者団の質問に当初は、「何の話ですか?あなたたち、どなたですか?」と拒否反応を示した。しかし、囲まれて観念したのか、「いっぱい飲んじゃったんでね」と話し始めた。