元ベビーシッターの女性(60)から窃盗被害を受けたことが明らかになった、タレントの神田うのさん(40)。被害総額3000万円相当という金銭的なダメージはもちろんだが、信頼していたシッターに裏切られた精神的なショックの方が大きいようで、会見では涙も見せていた。
神田さんは紛れもなく「被害者」だ。芸能界からも同情の声が相次ぐ...と思いきや、この一件に関してはなぜか冷たい反応があちこちから出ている。
「盗りたいと思わせないようにすることも優しさ」
神田さんは2015年6月2日、自身が手がけるウエディングドレスブランドの新作発表会後、囲み取材に応じ「悲しいです」と大粒の涙を流した。元シッターは雇っていた4人の中でも一番の古株。「一番信頼していた」「娘も懐いていた」といい、被害に関しても全く疑っていなかったそうだ。
2日発売の「女性自身」によると、神田さんは高級ブランドのバッグやジュエリーが自宅からなくなっていることに気づき、14年1月に警視庁赤坂署に被害届を提出。同年11月に60歳の女性ベビーシッターが逮捕された。立件できなかったものも含めると、盗まれたのは約70点。時価にして約3000万円相当という。15年5月14日には東京地裁で懲役2年4か月の実刑判決が下されたが、女性は控訴しているそうだ。
神田さんは高級バッグやジュエリー置き場に鍵はかけていなかったという。「脇が甘かった」ことは確かだが、だからといって大胆な窃盗を繰り返したシッターが許されるわけではない。ところが、この話題を取り上げたラジオやワイドショーでは、なぜか神田さんに対する厳しい意見が相次いだ。
医師でタレントの西川史子さん(44)は3日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)で、神田さんに同情を示しつつも、
「ただ泥棒にも『三分の理』があるので、そこに物を置いていたら盗られても仕方がないって私は思うようにしているんです。だからそういう人が来る日は一切合切持って歩くようにしている」
と持論を語った。その上で「そういう盗りたいなって思う気持ちを起こさせないようにしてあげることも優しさなんじゃないかって思います」
と神田さんの落ち度を暗に指摘した。