「復活」ペヤング一足お先にいただきます パッケージ一新、気になる味はどうだ

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   ついにペヤングが帰ってくる――。異物混入問題で製造を休止していたカップ焼きそば「ペヤング」が、再び店頭に並び始めた。正式な販売再開は2015年6月8日だが、関東の一部スーパーやコンビニでは「フライング」的に、6日ごろから提供を始めるところが出ている模様だ。

   J-CASTニュース編集部でも、東京都内のコンビニで現物を入手。一新されたパッケージ、そして気になる「味」を確認した。

  • パッケージなどを一新して販売を再開する「ペヤング」(まるか食品)
    パッケージなどを一新して販売を再開する「ペヤング」(まるか食品)
  • カバーの中身は、シールタイプのふたと発砲スチロール製の容器
    カバーの中身は、シールタイプのふたと発砲スチロール製の容器
  • 最大の変更点である「湯切り」。「だばあ」する心配はなくなった
    最大の変更点である「湯切り」。「だばあ」する心配はなくなった
  • 味の方は従来から変わらない
    味の方は従来から変わらない
  • パッケージなどを一新して販売を再開する「ペヤング」(まるか食品)
  • カバーの中身は、シールタイプのふたと発砲スチロール製の容器
  • 最大の変更点である「湯切り」。「だばあ」する心配はなくなった
  • 味の方は従来から変わらない

10軒回ってようやく入手

   2014年12月の販売自粛から約半年を経て、ペヤングが「復活」した。

   記者は6月7日午前、都内のコンビニ、スーパー合わせて約10軒を回った。ほとんどの店舗では製造・販売元のまるか食品による「8日販売再開」とのアナウンスのとおり、まだ取り扱いがなかったが、このうち1軒のファミリーマートで、大量に陳列されているペヤングを発見できた。

   実際の製品を見てみよう。事前に発表されていたとおり、大きく変わったのはパッケージだ。多くのライバル商品が2000年代以降、湯切りが簡単で密閉性の高い「シール」タイプのふたを採用する中、ペヤングだけは発売当時からのプラスチック容器にこだわってきた。しかし今回、異物混入対策として他社と同様のシール+発泡スチロール容器を採用、これには「だばあ(湯切り失敗の擬態語)しないペヤングなんて......」と妙な惜しむ声も上がったほどだ。

   とはいえ、容器を包むカバーは従来のデザインを再現したものになっている。ロゴはもちろん、ふたの凹凸などもイラストで再現、昔ながらのファンに配慮を見せた格好だ。

立ち上る香りは以前のまま、口に入れると...

   だが一番気になるのは、リニューアルの結果あの「味」が変わっていないかどうかだろう。これは食べてみるほかない。

   これまでと同じように、お湯を注いで3分待ち、今回のリニューアルで格段に簡単になった湯切りを済ませ、ソースなどを混ぜ合わせる。立ち上る香りは忘れじのペヤングそのものだが、口に入れると――「まろやか」のキャッチでおなじみのソフトな味付けや、柔らかめの細い麺――やっぱり以前のままだった。

   実際、標準栄養成分表の数字を比べても、カロリーをはじめ販売休止前とまったく同じだ。ただ、「お湯の目安量」はパッケージ変更の影響か500ミリリットルから480ミリリットルに変わっている。まるか食品側の説明どおり、中身についてはほとんど変更を加えていないと見てよさそうだ。

ダウンタウン松本も感動

   ペヤングファンからは喜びの声が相次ぐ。

   その筆頭は、ダウンタウンの松本人志さんだ。5日放送の「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)で新生ペヤングを一味先に試食した際には、

「お帰りなさい......本当に懐かしいですよね!」

と、感動を隠そうとしなかった。

   ツイッターでも「フライングゲット」に成功した人たちのつぶやきを、多数確認できる。

「コレだよ、コレ! この麺の風味やこのソース、スパイスの味でなきゃ!」
「やっぱりこの味だよな...涙」
「美味しかった。久しぶり!って感じ」

   今後、8日から関東で正式に販売再開したのち、22日には甲信越・静岡、29日に東北・中京・北陸、そして7月6日に関西・中四国・九州で、それぞれ購入可能になる予定だ。

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