オンライン通販大手のAmazon.co.jpが、古本の買い取りサービスを開始した。1冊から無料で自宅まで集荷したり、買い取りが成立しなかったときの返送を無料で行ったりするという。
もちろん、すべての手続きがインターネットで可能で、「これは便利」と早くも大きな反響を呼んでいる。
和書・洋書100万タイトルの買い取り価格が事前にわかる
アマゾン・ジャパンが2015年6月3日に発表した「Amazon 本買取サービス」は、和書・洋書の100万タイトルの買取価格がAmazon.co.jp上で事前に確認でき、「本を売りたい」と思ったときに、その本の商品詳細ページから買い取りの申し込みができる。
買い取りの対象となる本は、町の本屋などで購入した本でも可能だが、「すべての本が買い取りの対象ではありません。当社のサイト上で確認ができなかったものは対象にはなりません」(アマゾン・ジャパン)という。
本は1冊から、無料で自宅まで集荷。集荷日時を指定することもできる。その後、買取センターが本を受け取り、査定。買取代金はAmazonギフト券で利用者のAmazonアカウントに24時間以内に支払う。査定後、買い取りが成立しなかった本は無料で返送する。
買取代金となるAmazonギフト券は、支払後すぐに利用できるが、このサービスを初めて利用する場合にのみ、古物営業法上の本人確認が必要になるので銀行振込となる。
アマゾンではこれまで、中古CDやDVD、ブルーレイ、ゲームソフトの買い取りサービスを提供してきたが、今回新たに「買取サービス」のトップページに「あなたの買取サービス対象商品」機能を追加。利用者はAmazonで購入した本や、CDやDVD、ゲームソフトなどの商品から買い取りの対象となる商品を選択することで、目安となる買取価格や合計金額を確認でき、まとめて買い取りの申し込みもできる。
アマゾンの「本買取サービス」にインターネットでは、
「1冊からOKって、こりゃすげぇわ。さっそく使お」
「ギフト券で支払われるのか・・・ ものすごい抱え込みだな」
「買取価格はブックオフより高いんじゃないか?」
「Amazonのこと、電子化すれば巨大なデータベースもつくれるはずだし、古書価格もすごいデータベースができそう」
といった驚きの声があがっている。