男優がコンドームを付けたら制作が9割減
そして、こうした規制は現実性のない「バカげたこと」であり、性行為が始まるシーンの前にいきなりゴーグルをかければ、視聴者の気分が削がれてしまうし、「医療現場のようになってしまう」と主張する。アメリカではカリフォルニア州とニューハンプシャー州だけが成人映画製作を許可されていて、数十年に渡り成人映画の多くがカリフォルニア州で制作されてきた。
2012年にカルフォルニア州でコンドーム着用法案が出て、この時はロサンゼルスが受け入れた。全ての成人映画でコンドームを着用する事になり、制作会社はロスでの制作を取りやめた。その結果、制作量が90%減った。そうした過去の例もあり、ゴーグル着用が義務付けられることになれば、州の一大産業であるポルノ産業が離れて行き、州の財政にも打撃を与えることになるだろう、などといった反対意見が「ワシントンポスト」などに掲載されている。