「業績予想もグミのように弾力的ですね」
ところが、2か月後の6月1日になって一転、4億円の赤字だとしていた営業損益を4億1600万円の黒字に情報修正した。実に8億1600万円の上方修正で、その内訳を(1)増収効果5億7000万円(2)3月以降に推し進めたコストの合理化による固定費抑制で2億4600万円、と説明している。
6月2日のgumiの株価は 前日比300円高の1798円のストップ高まで急騰した。
だが、上場時の公開価格3300円、13億2900万円の黒字には遠く及ばない。そういったこともあって、この上方修正は、ツイッター上では
「業績予想もグミのように弾力的ですね」
「翻弄される投資家。あきれる東証」
などと懐疑的に受け止められ、これらのツイートは株式関係の有名まとめサイト「市況かぶ全力2階建」で「急ピッチのgomi化に少しブレーキかかる」という見出しつきで皮肉まじりに紹介された。
決算発表は6月12日。投資家は、本当に「一息ついた」と言えるのかを注意深く見守っている。