柴田恭兵の「神対応」に驚きと称賛の声 生田斗真の失態に「勘違いです。こぼしたのは僕だったんです」

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   俳優の生田斗真さん(30)が2015年5月31日、バラエティ番組「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に出演し、かつてドラマで共演した俳優・柴田恭兵さん(63)に謝罪した。

   尊敬する大先輩の柴田さんにどうしても謝らなければならない。そう語る生田さんに対し、柴田さんが見せた意表を衝く対応。その男気溢れる態度にネットでは絶賛の声が続々寄せられている。

  • 手に冷たいものを感じて起きると、そこには…(画像はイメージ)
    手に冷たいものを感じて起きると、そこには…(画像はイメージ)
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車のシートにビールをこぼしていた

   番組では「過去の失敗を土下座して謝りたい人」を特集し、生田さんは10年前のエピソードを紹介した。それは20歳の頃、ドラマ「刑事部屋~六本木おかしな捜査班」(テレビ朝日系)で柴田さんと共演したときの話だ。

   雲の上のような存在だった柴田さんが、ある時から撮影後に「一緒に帰ろう。車で送っていくよ」と声をかけてくれるようになった。運転手付きという愛車の中で柴田さんから手渡されたビールを飲みつつ芝居の話に花を咲かせる。先に撮影を終えても自分を待ってくれていた、ほぼ毎日車で近くの駅まで送ってもらっていた、生田さんはそう述懐する。

   そんな中事件が起きる。いつものように柴田さんの愛車で送られていた生田さんは、疲れていたのか手に缶ビールを持ったまま眠りに落ちる。ふと手に冷たいものを感じて起きると、なんと車のシートにビールをこぼしていた。着ていた服の袖でビールを拭いたが、シートにはうっすらとシミが残ってしまった。そして、この日は当件を柴田さんに打ち明けず別れた。

「今日こそ謝ろう」

   1週間後、柴田さんの誘いをうけて緊張しながら車に乗り込むと、シートのシミはクリーニングされて跡形もなくなっていた。生田さんは気が動転し、それ以降謝罪する機会を逃してしまったのだという。「どう謝ったらいいのか、怒られるんじゃないか、嫌われるんじゃないか、弁償しなきゃ、色んなことが頭でワーッとなって」と語る。

   スタジオでは共演者に散々「イジられた」。お笑いタレント・出川哲朗さん(51)は「さすがにこれだけ謝らないのはあり得ない。普通の人間なら絶対謝る」とチクリ。お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さん(42)は「シミがなくなったことに気付いた時言わなきゃ」と指摘した。

   一方、番組から生田さんに謝罪の意思があると知らされた柴田さんは、手紙でメッセージを寄せた。

   手紙の内容にスタジオは騒然とする。なんと、シートの件について「斗真の勘違いです。斗真は夢を見たんです。こぼしたのは僕だったんです。だから気にしないでね」と初めから何事も無かったかのように書かれていたのだ。

   お笑いコンビ「フットボールアワー」の後藤輝基さん(40)は「日本昔話みたいな話」と驚いた表情で語った。生田さんも絶句、「言葉が出ない」「汗が止まらない」と終始慌てっ放しだったが、その後「また一緒に仕事できるように頑張ります!その時にはキチンと謝らせて下さい。すみませんでした」とカメラ越しに謝罪した。

「こうゆう人と付き合いたい」

   思いもよらぬ展開にネットも大盛り上がりだった。ツイッターでは、

「かっこよすぎて冗談じゃなく涙こぼれた」
「神対応で泣けた」
「こうゆう人と付き合いたい」
「柴田恭兵みたいな大人になろ」

と賛辞が止まらない。

   一方、柴田さんと言えばやはり主演作「あぶない刑事」シリーズ(日本テレビ系)のイメージが強いのか、「撃たれる事案だと思ってしまったw」というコメントも見られる。

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