「戻る場所は私がいるスターダムでしかない」
さらに風香さんは、今回の騒動で人の汚い部分、責任を押し付け合う人も見たけれど、それが彼女を引退に追い込んだ原因であると考えるのは間違いで、責任があるとすれば、世IV虎選手の心を動かせなかった自分だ、とした。「スターダム」を創設し、引退後もプロレス界に残ったのも世IV虎選手を輝かせるためだった。
「いつかプロレスに気持ちが戻った時に、戻る場所は私がいるスターダムでしかないと思う。今はその場所をしっかり守っていくこと。ボロボロになってもそれが私のやるべきことだと思う」
こう復帰を呼びかけた。週刊誌などによれば、世IV虎選手は無期限出場停止処分を受けた試合以降、公の場所に姿を見せておらず、実家の自分の部屋に籠る生活を続けていた。4月頃からようやく落ち着きを取り戻して実家の店を手伝うようになったが、恩人の風香さんからの電話にさえ出なかったという。世IV虎選手は15年6月14日の後楽園ホール興行でファンに最後の別れの挨拶をする予定になっている。