価格が同じくらいなら、iPhone!
世界的にみると、米グーグルの基本ソフト(OS)「Android」を搭載したスマートフォンのシェアが圧倒。日本は唯一ともいえる「例外」であることで知られている。
調査会社のIDCジャパンによると、2014年のスマホ出荷台数は前年比12.4%減の2654万台。国内スマホ市場が本格的な立ち上がりを見せた2010年以降、初めてマイナス成長となったが、その中でiPhone(アップル、iOS)の出荷台数のシェアが58.7%を占め、その強さを示した。ソニーやシャープ、サムスンなどのAndroid勢は半数にも及ばなかった。
ところが、米IDCのOS別の世界スマホ市場によると、2014年はiOSとAndroidによる寡占状態がさらに進み、両方のOSを合わせたシェアは前年より2.3ポイント増の96.3%。このうち、iOSのシェアは前年より0.3ポイント減の14.8%だったが、Androidは2.8ポイント増の81.5%を占めたのだ。
日本人のiPhone好きの理由の一つには、価格があるとされる。海外では、iPhoneは「高級品」で、Androidのほうが安く販売されている。それがシェアの拡大に寄与している。半面、日本ではiPhoneもAndroidも同じくらいの価格で販売されている。女子高生にしてみれば、価格が変わらないのであれば、「みんなと同じ」ことや「おしゃれ」であることを優先するのは当然のことかもしれない。
インターネットでも、
「カバーとかで選ぶ女子って機械に弱いから、どっちにしたって使いこなしてはいないだろ」
「どうせ自分にあった機種を調べる努力すらしないからな。みんなと同じがいいんじゃね」
との指摘があるように、女子高生がスペックにこだわるというのも考えづらいようだ。