タレントのマツコ・デラックスさんと言えば、今やメディアで引っ張りだこの人気者だ。しかし、そんなマツコさんが自分の部屋の中に「いつもいる」としたら、どうだろうか。
今、寝具メーカーの昭和西川(東京都中央区)が、マツコさんの等身大抱き枕をプレゼントする、というド派手なキャンペーンを展開中だ。一風変わった試みに、ネット上は大盛り上がり。「欲しい!」と宣言する人や、新たな使い方を考える人が次々現れている。
「枕というより布団だな」
マツコさんの「ほぼ等身大」抱き枕は、昭和西川が2015年4月27日から始めた「ムアツコmuatsuグッズプレゼントキャンペーン」の景品だ。「ムアツ」とは同社の商品ブランド。宇宙ロケットの突端部分の形状からインスピレーションを得て、「理想的な寝心地を実現するため」に開発された。
マツコさんは「ムアツ」ブランドの象徴として、キャンペーン以前から商品のPRに携わってきた。すでに3月から放送されているテレビCMへ出演し、マットレスの上で心地よさそうな表情を浮かべている。
今回のキャンペーンでは、同社公式サイトから参加できるクイズに答えて応募すると、全問正解者の中から抽選で5人に等身大抱き枕が贈呈される。縦およそ170センチ、胴回りおよそ150センチ以上という、まさにド迫力の大きさだ。
2等にも、等身大とまではいかないが、縦およそ85センチという手頃なサイズ抱き枕が30人分用意されている。デザインは等身大サイズのものと同じだ。ちなみに、2つの抱き枕が「ムアツ」ブランドの商品と同じ性能を持っているわけではない。
その大きさ、デザインに本物の写真を使った点などが話題を呼び、メディアで次々取り上げられた。同社によると、キャンペーン締め切りが5月31日に迫る中、今なお応募者が増え続けているという。
ネット上でも
「ものすごい存在感」
「枕というより布団だな」
「誰が欲しいの???」
とさまざまなツッコミが入る一方、「これほどまでに抱き枕欲しいと思ったことはない」との声も出るなど、大きな話題となっている。魔除けとして玄関に置きたい、お化け屋敷の仕掛けに使えそう、など奇抜な使い方も提案されている。