カウンターで斜め倒立の「不衛生」写真も投稿
情報サイトがつぼ八側に取材したことを受けたのか、男子大学生は5月1日、「まさかまさかだよな そんなことになってるとネット怖い。 手なわけでTwitter辞めます」とつぶやき、ツイッターを非公開にした。
しかし、21日までに、一部を削除しただけで、大学生は、ツイッターを再び公開させてしまった。「170kmで 高速を駆け抜けてる」といったつぶやきも25日夕時点でも残っている。
暴走運転については、40キロ以上の速度超過なら、通常の青切符ではなく、赤切符が切られ、裁判にかけられる。50キロ以上なら、12点以上になって免許停止か免許取り消しになる。15点以上になっては取り消しだ。裁判になれば、道交法第22条違反の罪で、6か月以下の懲役か10万円以下の罰金が科される。
北海道警の高速隊によると、スピード違反で逮捕するかどうかは、状況によって判断するそうだ。
過去には、和歌山県警が5年前、時速188キロで走るオートバイを映した動画から会社員男性を道交法違反の疑いで逮捕したケースがある。しかし、県警では、メーター表示は参考にするだけで、周りの景色の変化からスピードを割り出した、と取材に答えている。今回の大学生は、動画ではないだけに、立件できるかどうかは不明だ。
つぼ八の総務部では、情報サイトから取材があり、北海道内の店舗で大学生に事情を聴いたところ、大学生は、「問題を起こしたので辞めます」と言ってこの日に自主的に辞めたと明かした。つぼ八側は、スピード違反などは事実確認できず、大学生が料理を運ぶための店のカウンターの上で壁に足を着けて斜め倒立した写真をツイッターに載せたため、不衛生だと厳重注意にしたという。大学生は、それを受けてか、「腹立つわゴミ店長。つぼ八辞めてやるよ」とつぶやいていた。
写真は、アルバイトの女子高生が撮っており、女子高生も同じ日に一緒に辞めていた。
大学生がツイッターを再び公開したことについて、つぼ八では、そこで店名まで明かされているだけに、「また載せられると困ります。できれば、取り下げてほしい」と話している。