大塚家具の大塚久美子社長がTBSの人気情報番組「王様のブランチ」に登場、ディズニーとのコラボレーションによる「ミッキーマウス」のコンセプトルームを紹介して話題になっている。
ほんの2か月前には、父で会長だった大塚勝久氏と経営権を争っていた久美子社長だが、株主総会で勝利。「公約」どおり、高級路線から「ソフト路線」への転換を図っているようだ。
売り場の一角に、「ミッキーマウス」や「くまのプーさん」の部屋
大塚家具の大塚久美子社長が登場したのは2015年5月25日の放送で、大塚家具はスターウォーズ展やピーターラビットカフェなどの人気キャラクターのショップの一つとして紹介された。
番組の「ピカイチガール」、森星さんらが「新宿ショールーム」4階売り場の一角にある、ミッキーマウスやくまのプーさんのキャラクターをモチーフにしたコンセプトルーム「Disney HOME PREMIUM STYLING ROOM」を訪れた。
このコンセプトルームは、大人向けのインテリアシリーズ「Disney Home」を展開しているウォルト・ディズニー・ジャパンと大塚家具がライセンス契約を結び、2月28日から有明本社や新宿、横浜みなとみらい、大阪南港などのショールームに設置。第1弾として、ヴィンテージ調のアイテムを使用した「Vintage style」と洗練されたデザインの「Simple style」、心地いい素材や質を追究した「Natural style」の、3つの「ミッキーマウス」の部屋と、「くまのプーさん」をあしらった、英国のカントリースタイルでスローライフをイメージした「British country style」を公開している。
ディズニーキャラクターがもつイメージをベースに、ディズニーのデザインと大塚家具が世界中からセレクトしたインテリアで、「あなただけのとっておきのSTORYを創って、暮らしに魔法をかけよう!」というコンセプトのもと、世代を問わず楽しめる上質なライフスタイルを提案する。
このコラボについて、大塚家具は「ディズニーも若い女性を主なターゲットにした『大人ディズニー』を展開していますから、(双方に)相乗効果が見込めると考えています」と説明。IKEAやニトリなどの台頭で、家具市場の競争が激しくなるなか、顧客の拡大を狙う。
第2弾は、6月から「アナと雪の女王」や「シンデレラ」とのコラボ商品として「じゅうたん」(税込7万9920円)などを発売する予定。大塚家具は「今後は(ディズニーとの)オリジナル家具の開発も行い、子どもからシニアまで幅広い客層をターゲットにしていきたい」と話している。