「会場にいるやつ、全員セックス好きそう」「ここのテーブルの男の子失敗すぎるwwwチェンジ希望」。こんな本音をつぶやいても身元が分からない匿名SNS「Rumor(ルーマー)」を使った合コンが、ネット上で話題になっている。
ツイッターやフェイスブック、ラインをやっても、投稿への反応が気になって疲れてしまう。こんな「SNS疲れ」を経験した人も多いかもしれない。
男女が品定めをつぶやき合う
そんな人のために、IT企業「DeNA」が2014年9月からスタートさせたサービスが「Rumor」だ。
書き込めるのは120文字とツイッターに似ているが、それとは違ってアカウント開設でハンドル名の設定などはない。匿名で書き込めるので、だれが書いたのかを特定されにくいメリットがある。このため、「SNS疲れ」も感じることはないというのが、うたい文句だ。ツイッターとは違って、本音を漏らしても炎上するトラブルが避けられるという。会員数は非公表だが、1日数万件の利用がある。
Rumorは、スマホの無料アプリとなっており、iPhoneなどでiTunesからダウンロードできる。今のところ、android携帯には対応していない。
このサービスを使って話題になったのが、男女が品定めをつぶやき合う「Rumor合コン」だ。
著名なブロガー「暇な女子大生」さんが、DeNAからサービスのPRを頼まれ、Rumorを使って合コンをやれば面白いとひらめいたのがきっかけだった。11月4日のブログ記事によると、貸切の飲食店でDeNA社員を含めた若い男女が集まって、早速合コンを試した。Rumorで、ハッシュタグを付けて投稿を募ると、過激なつぶやきも次々に上がった。
「この会場にいるやつ、全員セックス好きそう」といった声から、「メガネは童貞でいてほしかった」「前髪話超絶どうでもいい」と相手をくさす発言も出た。
こうしたつぶやきを見て、さらに会話も盛り上がったそうだ。このブログ記事は、フェイスブックで2000以上もシェアされる反響を集めている。