「かわいそうで25万円を振り込んだ」 ドローン少年への「資金援助者」は「共犯」になるのか

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大澤孝征弁護士「共犯もありうる」

   FNNなどによると、男性はこの日、ツイッターで明かしたように、実際に警視庁の浅草署に出頭していた。

   少年の話などから、「囲い」と呼ばれる支援者は、男性のほかに複数いることが分かっている。

   こうした支援者について、ネット上では、「警察に立ち向かっていく反権力の姿勢を評価してるんでしょう」などと理解する向きも一部であるが、疑問や批判の方が多い。

「大人の享楽のために分別の付かない子供にお金を与えてる」「お調子者は容易にエスカレートするだろうなぁこれは」「本人以上に囲いが一番の根源じゃない」「今後こういう事件は増えるだろうな...」

   少年が支援を受けて過激な活動をしていたことについて、識者の間でも、論議になっている。

   脳科学者の茂木健一郎さんは、ツイッターで少年の活動を擁護し、「ドローンを飛ばしてその映像を配信して金を得ていたって、直ちに違法じゃないし、新しいビジネスにつながるし、15歳少年に関する印象操作、ひどい」と発言した。さらに、「日本のマスコミはアンシャンレジーム側だなと再認識。別にいいけど、イノベーションの精神、ゼロだよね」と報道に疑問を呈している。

   一方、著名なブロガーの山本一郎さんは、ヤフー・ニュースへの寄稿で少年の活動に疑問を示し、「自己顕示欲や承認欲求を満たすためにネット動画をやっている若者を大人が煽って犯罪に向かうよう示唆するような話になっていますね」と指摘した。そのうえで、「煽ったり資金提供した『大人』にも責任追及される可能性はあります」と述べている。

   ドローンに関わった支援者が責任を問われるかについて、元東京地検検事の大澤孝征弁護士は、テレ朝系「モーニングバード!」への出演で、「内容次第だが、共犯もありうる」と指摘していた。

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