菅官房長官、「受諾したことに尽きる」の一点張りで鎮静化図る
一方、菅官房長官は5月21日午後の会見で、「受諾したことに尽きる」と繰り返し、事態の鎮静化を図った。
「ポツダム宣言については、我が国は受け入れを表明しているわけですから、受諾して今日の豊かで平和で自由で繁栄する国を築き上げているわけですから、受諾したことに尽きるのではないか」
会見では、安倍首相がポツダム宣言を読み直したり、読んで新たに見解を表明するかどうかについても質問が出たが、菅氏は同様の答弁を繰り返した。
「そこは全体を見て受諾しているわけですから、それに尽きるんだろうと思いますよ?」
ポツダム宣言では、13ある項目のうち6番目に
「日本国民をだまし、判断を誤らせて世界征服に乗り出させた権力や勢力は、永遠に除去されなければならない」
とある。党首討論では、この記述をめぐる認識が議論になった。