使用期限切れの鶏肉や異物混入の問題で客離れが止まらない日本マクドナルドは、鶏肉に野菜を練り込んだチキンバーガーなどの新メニューを2015年5月25日から投入、セットメニューではフライドポテトに加えて、サラダやスイートコーン、チキンナゲットを選べるようにする。5月21日に発表した。健康に配慮したメニューをそろえることで、女性や家族連れの来店を増やしていく。
また、一部店舗のメニューの掲示板から消えていた「スマイル0円」の表記を復活させ、全店で笑顔の接客をアピールする。
価格体系もこれまでの1円単位から10円単位に見直す。代表的なメニューの「ビッグマック」のセット価格は現在の669円から670円にわずかながら値上げされるが、すべてのメニューの平均価格は従来と変わらないという。
持ち株会社の日本マクドナルドホールディングスの2015年1~3月期連結決算は、当期損益で145億円の赤字を計上。既存店売上高は、この4月まで15か月連続でマイナスが続いている。