「人身事故」多発駅に「青い光」 新小岩の抑止策、「嫌でも連想...」

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ホームドア設置は葛飾区と協議中

   新小岩駅での自殺とみられる人身事故は、直近の4、5月だけでも確認できるだけで3件起きている。いずれも駅を通過する成田エクスプレスにはねられたものだ。駅利用者を巻き込む痛ましいケースもあり、列車に飛び込んだ人がはね飛ばされてホームにいた人に接触、負傷につながった事故も過去に起きている。

   JR東日本千葉支社の広報に電話取材すると、青い光の工夫をはじめ一連の措置は、「お客様に心の癒しや安心を与えるのが目的」と回答した。また非常停止ボタンの模擬装置は、今年3~4月にかけて実施された「JR東日本・生きる支援の強化月間」の最中に、利用者に触れてもらおうと一時的に新小岩駅に置いたのだという。ただし装置は強化月間中に他の駅も巡回しており、新小岩駅だけに設置されたわけではないと説明した。記者が同駅を訪れた5月21日午後、模擬装置は構内には見当たらなかった。

   首都圏の鉄道各線では、ホームから線路への転落を防止するホームドアの整備が進んでいる。2015年3月24日、JR東日本は新小岩駅で大規模な改修工事が行われるため、それに合わせて快速線側にホームドア導入の「設置検討を進めています」と発表した。

   現状をJR東日本千葉支社に確認すると、改修工事の完了までにホームドア設置を考えてはいるが、具体的には駅の所在地である東京・葛飾区と協議中で完成は未定だとの回答だった。

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