フィギュアスケートの浅田真央がカムバック宣言。「大歓迎」の声が収まると「大丈夫なのか」の指摘が出ている。
期待と不安の中の再出発である。
まさかのキム・ヨナ復帰?
現役復帰の記者会見は2015年5月18日。200人を越える報道陣を前にファン待望の意思表示だった。
「自然に試合に出たくなった」
昨年の現役続行「ハーフハーフ」発言から1年。この期間は、自分探しだったようだが、結局、それを充電の時として戻ることになった。決め手のひとつになったのが先輩にあたる伊藤みどりの言葉で、浅田は「継続は力、と言われました」と明かした。
スケート界からは激励のコメントが相次いだ。男子の織田信成は「(浅田を)アイスショーで見るより現役で見たかった」と喜んだ。
外国メディアも素早く反応した。
「とんでもない競争相手が戻ってきた。(浅田は)技術も芸術性も持っている選手だ」
とはロシア。現在の世界女王トゥクタミシェワ(18歳)ら10代のホープを育成中だけに警戒心は強い。
韓国も同じだ。
「キム・ヨナのいない氷上に帰ってきた」
そのキム・ヨナは18年の平昌冬季五輪の広報大使を務めているのだが、浅田カムバックを受けて「戻ったらどうか」との声が出ているという。浅田に勝てるのはキム・ヨナだけだ、と。