内閣府が2015年5月20日に発表した15年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前期比0.6%増、年率換算で2.4%増となり、2期連続でプラス成長となった。
物価の影響を反映した、生活実感に近い名目GDPは前期比1.9%増、年率では7.7%増だった。
主な項目別(実質ベース)にみると、民間最終消費支出(個人消費)は前期比0.4%増で、3期連続のプラス。民間住宅(住宅投資)は1.8%増で、4期ぶりのプラス。民間企業設備(設備投資)は0.4%増で、4期ぶりのプラスとなった。公共投資は1.4%減、輸出が2.4%増、輸入が2.9%増だった。
なお、2014年度の実質GDP成長率は前年度比1.0%減と、リーマン・ショックの影響を受けた2009年度以来、5年ぶりのマイナス成長となった。名目GDPは1.4%増で、3年連続のプラス。