橋下徹大阪市長が2015年12月の任期満了で政界引退を明言したことを受け、支持者の間では「政治家・橋下」を失うことを嘆く「橋下ロス」現象が起きている。
堀江貴文さんやたむらけんじさんら有名人からも、橋下氏の引退を惜しむ声が上がっている。
たむけん「橋下さん辞めさせてええの?」
2015年5月17日夜、大阪都構想が反対多数で否決された直後、橋下氏は「政治家としての人生は終了」と明言。会見では晴れやかな表情で、「悔いのない政治家としての7年間だった」と未練がないことを強調した。
「僕みたいな政治家はワンポイントリリーフでいい。もう7年半もやったんですから」
と本人は笑顔でこう語る。しかし、支持者の間には「政治家・橋下」が見られなくなるショックと「喪失感」を隠せない人も多い。ツイッターには、
「この喪失感、橋下ロスか」
「おもんないな。平凡な大阪市にもう興味なくなっている・・・」
「自分自身の気持ちが 落ち着くまで時間がかかりそう」
などと投稿されている。
有名人の間でも橋下氏の政界引退を惜しむ声は根強い。番組共演や対談を行ったことがあるホリエモンこと堀江貴文さんは18日、出演した情報番組「白熱ライブ ビビット」(TBS系)で「よくこんな会見ができるなって」と持ち上げ、
「今こそ後継者が出てくればいいんですけど、それだけの勇気がある人は多分いない」
とコメント。投票日直前、市民を対象に都構想勉強会を開催したお笑い芸人のたむらけんじさんは、
「僕の今の率直な気持ち。『橋下さん辞めさせてええの?』大阪の皆さん、何か感じてよ!」
とツイッターで世論に訴えた。俳優の坂上忍さんも、
「なんか、残念ですね。いろいろな意味で、我々の感情を揺さぶる方でしたから」
とブログに書いている。