高速道路渋滞ランキング、最悪は首都圏 国交省が初めてビッグデータ利用し公表

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段階的に解消工事

   休日は東京湾アクアライン連絡道上りの木更津金田~袖ヶ浦(千葉県)、同じく東京湾アクアライン上りの海ほたる~木更津金田(同)、中央自動車道上りの上野原~大月JCT下り分岐(山梨県)――などに渋滞が集中することもわかった。

   国交省は「高速道路は特定の時間帯、時期に渋滞が集中するなど、区間ごとに渋滞の特性に違いがある。渋滞が集中する区間を快適に利用するにはピークを避けることが有効だ。引き続き、渋滞の分析と対策を検討していきたい」と話している。

   東京と名古屋を結ぶ日本の大動脈・東名高速は、交通量が全線開通当時(1969年)の約3.6倍に達し、「慢性的な渋滞や著しい混雑が発生し、高速道路本来の高速性、定時性が損なわれる状況が生じている」(中日本高速道路)のが実態だ。このためバイパスとして新東名の整備が進んでおり、2012年4月に静岡県内の162キロ(御殿場JCT~浜松いなさJCT)が開通した。

   しかし、御殿場JCTから首都圏に向けての工事は段階的に進むため、新東名が海老名南JCTまで(区間54キロ)開通するのは2020年度となる予定。この区間が開通すれば首都圏の東名の渋滞はかなり解消されそうだが、それまでは道路交通情報センターの渋滞予測やカーナビなどを活用し、自衛するしかなさそうだ。

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