高速道路渋滞ランキング、最悪は首都圏 国交省が初めてビッグデータ利用し公表

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   国土交通省がビッグデータを活用し、全国の高速道路で発生した渋滞のワーストランキングを初めて公表した。最も渋滞がひどかった区間(年間合計)は、東名高速道路上り線の横浜町田インターチェンジ(IC)~海老名ジャンクション(JCT)で、ワースト10のうち6区間を首都圏(東京都・神奈川県)と近郊(静岡県)の東名高速が占めた。

   残るワースト10には、中国自動車道上り線(宝塚~西宮山口JCT)、同下り線(中国池田~宝塚)、中央自動車道上り線(高井戸~調布)、東名阪自動車道上り線(鈴鹿~亀山JCT)がランクされた。いずれも「ドライバー泣かせ」で知られる渋滞の名所ばかりだった。

  • いずれも「ドライバー泣かせ」の渋滞名所ばかり
    いずれも「ドライバー泣かせ」の渋滞名所ばかり
  • いずれも「ドライバー泣かせ」の渋滞名所ばかり

「渋滞損失時間」として指数化

   調査は2014年1~12月が対象で、東日本、中日本、西日本、本州四国連絡の4高速道路会社が管理する高速道路と一般有料道路で行った。渋滞が慢性化している首都高速と阪神高速は除いた。国交省は渋滞の時間や距離、通行台数などのビッグデータを分析。混雑によって余計にかかった時間と人数をかけ、「渋滞損失時間」として指数化した。

   年間のワースト10は、(1)東名上り・横浜町田~海老名JCT(神奈川県、東京都)、(2)東名上り・厚木~秦野中井(神奈川県)、(3)東名下り・横浜町田~海老名JCT(神奈川県、東京都)、(4)中国道上り・宝塚~西宮山口JCT(兵庫県)、(5)中央道上り・高井戸~調布(東京都)、(6)東名上り・東京~東名川崎(東京都、神奈川県)、(7)東名下り・豊川~音羽蒲郡(愛知県)、(8)中国道下り・中国池田~宝塚(大阪府、兵庫県)、(9)東名阪道上り・鈴鹿~亀山JCT(三重県)、(10)東名下り・大井松田~御殿場(神奈川県、静岡県)――だった。東名高速上りの場合、神奈川県の秦野中井から東京まで、断続的に渋滞が続くケースが多い。

   このほか、時間帯別のランキングでは、午前は7時台の渋滞が多く、ワースト1位は中央自動車道上りの調布~稲城(東京都)、2位は東京外環自動車道内回りの川口中央~川口JCT(埼玉県)、3位は関越自動車道上りの練馬~大泉JCT(東京都)。午後は5時台が多く、1位は関越自動車道上りの練馬~大泉JCT(東京都)、2位は千葉東金道路下りの千葉東JCT~千葉東(千葉県)、3位は東海北陸自動車道上りの一宮JCT~一宮西(愛知県)だった。

姉妹サイト