男性器サイズの世界平均が判明 短小の悩み、実際は大半問題なし

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手術が必要なほど小さい男性は2%程度

   今回の研究成果は臨床や治療の際、男性への助言や学術研究の標準値として有用であると考えられるが、研究者によると、研究の背景にあるのは「スモール・ペニス・シンドローム」への懸念だ。スモール・ペニス・シンドロームは自分の男性器サイズが小さすぎると思い込むコンプレックスで、気に病むあまり男性器増大手術を受ける例が多いという。

   今回の調査では、勃起時に長さが10センチ以下(平常値の長さと変わらない長さ)だったのは100人中5人程度の割合で、大半の人が標準の範囲内だった。男性器増大手術を受けた人たちも、本当に手術が必要なほど性器が小さい男性は2%程度にすぎず、ほとんどが不必要な手術だったというデータもあり、今回の研究成果がコンプレックスを持つ男性に対して、「実際はコンプレックスを抱くような状態ではない」と理解してもらう目安となることが期待される。[アンチエイジング医師団 取材TEAM/監修:山田秀和 近畿大学医学部 奈良病院皮膚科教授、近畿大学アンチエイジングセンター 副センター長]


アンチエイジング医師団
   「アンチエイジングに関する正確で、最新かつ有効な情報」を紹介・発信するためにアンチエイジング医学/医療の第一線に携わるドクターたちが結成。 放送・出版などの媒体や講演会・イベント等を通じて、世の中に安全で正しいアンチエイジング情報を伝え、真の健康長寿に向き合っていく。HPはhttp://www.doctors-anti-ageing.com
2015年4月1日から医療・健康・美容に関する情報サイト「エイジングスタイル(http://www.agingstyle.com/)」の運営も開始。

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